■Fedora19'シュレーディンガーの猫'がリリースされた。Fedora18からはfedupによってオンラインでアップグレードできるという。今まではメディアに焼いて再インストールしたあと、ユーザーディスクを再マウントさせる、といったことをやっていたのだけど、yumのような感じでアップグレードできるとだいぶ敷居が低い。
fedoraプロジェクトにあるfedupコマンドを使ったアップグレード手順を説明したWikiがある。前回Federa18に上げた時に見たような気もする。確かそのときはFedoraが17よりも古かったのでFedUpは使えなかった。
手順としてはFedUpをインストールし、実行し、再起動する。インストールにはyumを使う。
yum install fedup
インストールしたら実行する
sudo fedup-cli --network 19
実行するとyumのupgradeと同じで、インストールされたパッケージのfc19版をダウンロードする。すべてダウンロードしたら再起動する。起動直後のGRUBメニューに'System Upgrade'メニューが増えているので、選択するとダウンロードしたパッケージを展開し、インストールするフェーズに入る。
インストール後、再起動するとFedera19になっている。FedUpの実行開始からアップグレード完了まで1時間ほどだった。
こちらの環境ではOSパッケージのほかにApacheとPHPがあるけれど、Apacheは問題なく(アップグレード後にリコンパイルなど必要とせず)起動した。ただPHP5.5.0はだめでリコンパイルして再インストールしている。
PHPをコンパイルした作業ディレクトリで
make clean
make
make install
するだけですが。