■Raspberry Piを使った温度センサアレイはうまく動作していて、GDで室温グラフを取ることもできた。今はログをためていて、長期的な変動もトレースできるようにするつもり。それはそれとして、確かにLinuxのプラットフォームだと制御ソフトを作りやすいのは確かで楽ちん。ただ、GPIOライブラリの使い勝手が今ひとつで、無理やり使っている感じは否めない。コマンドで制御できるのは確かに簡易なのだけど、それではかえって使いずらい。LinuxプラットフォームからだとGPIOが直接見えてしまうのはあまり良くなくて、もう少し抽象化してくれると扱いやすいと思う。I2Cのデバイスドライバはそのあたりの抽象化に貢献しているとは思うけど、抽象化できているのがデータバスだけで、個々のデバイスに対応しきれないのは難しい。これは単なる印象でしかないのだけど、PHPなど抽象化の高い言語からGPIOのようなデバイスの具体的な実装を意識させるのはあまり相性がよくない感じがします。それと、PWMのような処理はLinux側は割り込みが多く、きれいな波形が出せないとのこと。それならATmegaに任せてしまうのも一案かもしれません。
考えたのはRasipebbryPiのドーターボードとしてATmegaを載せて、UARTで通信させるものです。単に今まで使っていた自作のHADモデルをコンパクトにしただけですが、HADモデルは末端のセンサーや部材の制御の差異をMCUが吸収して、上位層とのやり取りはメッセージングになるので表層のPHPなどの言語からは扱いやすくなります。
とりあえずテストモデルとして以前購入したRaspberryPi Bに載せるドーターボードを作成し、赤外線リモコンを作成することにしました。
接続にあたってUART利用時の設定変更や、CUIモードへの切り替えなど行っています。そのあたりはおいおいとまとめておこうと思います。