■時々鍵を閉め忘れることがあって、出かける時に忘れることもたまにあるけど、それ以上に夜閉め忘れていることが多い。寝る前に玄関扉を確認すればよいのだろうけど、夜寝る時は玄関前を通らないのでついつい確かめないまま一晩開けて、出かける時に気が付くことがよくある。幸い侵入されたことはないのだけど、不用心なのも良くはない。鍵の状態を監視する仕掛けがあるといいなと思った。
専用の扉だと、ロックボルトの位置を検出するのが多いのだけど、それは扉の改造が必要になって無理なので、もう少し簡単にサムターンの位置を検出すれば良いだろう。うちの扉はサムターンが縦か横なので、その状態を検出できればいい。問題はサムターンそのものを改造できないので、遠隔で検出しなければならない。
サムターンが回転することで、その縁の位置が動くから光学的、音響的に検出できるかと思ったけど、精度が出そうにないし、その手のセンサは定期的にポーリングしてやらないとならないのであんまり上手いやり方とも思えなかった。できれば機械的なスイッチみたいな形で実装できれば検知側も仕掛けを単純にできる。
結局、扉開閉の後付検出によく使われる磁気リードセンサを使うことにした。
磁気リードセンサを使う場合にも問題はあって、リードスイッチと磁石を近くに配置しないといけない。リードスイッチにはコードがついているからサムターンに取り付けられないので、磁石をサムターンに取り付けるとして、リードスイッチ側をなるべくサムターンの側に配置しないといけない。リードスイッチを扉に直接貼り付けてしまうと、サムターンのでっぱりに隠れてしまってうまくない気がする。
そういえば、サムターンガードというものがあったな、と調べていたら工作に使えそうなものがありました。後はサムターンに取り付ける磁石で、磁気リードセンサとペアになっている磁石は大きすぎる。これもホームセンターをうろうろしていたら小さなネオジム磁石を見つけて解決。
さっそく実装をイメージしてセンサーの動作確認。リードスイッチ側をサムターンに接触させてしまうとサムターンが使いにくくなってしまうのだけど、ネオジム磁石だと多少距離が離れてても機能しました。これは使えそう。