■オイルを交換したら、今度はずり、ずりと失速することへの対策と、重くなってきたキックスターターのケア。失速はたぶんドライブベルトが滑っていることが原因で、キックスターターが重くなってきたのもスターターのギア周りのオイルが硬くなってきたからでしょう。ベルトが滑るのはベルトが削れて出てきた粉塵がたぶん原因。ドライブベルトにしてもスターターのギアにしても、まずは洗浄から。
今回使った道具はこんなもの。ブレーキクリーナーを使ってますけど、脱脂用のクリーナーならなんでもいいんじゃないかと思います。もう一つあるスプレー缶はチェーンルブ。キックスターターのギアに塗布します。あとはM8とM10のソケットとラチェットがあれば。キックハンドルを留めているボルトはM10、ドライブベルトケースのカバーはM8、ケース外部のパーツの組み付けに使われているボルトはM10です。
キックのギアはカバーの内側に組み込まれています。ベルトはもちろん、本体側にあります。何回か洗浄しているのでこんなもんですが、最初にカバーを外した時はゴムの粉塵でまっくろになっていました。
キックのギア周りを洗浄します。カバー内側にはゴムの粉塵がうっすら蓄積しているので、まとめて洗い流します。
洗浄後、ギアパーツの接触部にグリスアップ。
ドライブベルトケースの本体側も同様に洗浄しますが、注油はしません。というか、してはいけません。クリーニングとグリスアップが終ったら、カバーとキックハンドルを組み付け直して、作業完了です。
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