■ここ半月のあいだ、不意にブルースクリーンが発生する頻度が増えてきていて、なんだかやばいなーと思っていたのですが、とうとう再起動できなくなる事態になりました。バックアップはとっていたのですが、障害はデバイスドライバの読み込み時に発生しているようで、その障害込みでバックアップしていたため、リストア作業には意味がない恰好になっていました。結局OSは再インストールです。ただ、だいぶ以前からシステムファイルとデータファイルの格納ドライブを分離するようにしているのでOS再インストールで起動ドライブをリフォーマットしても喪失するファイルは最小限で済みます。
今使っているバックアップソフトは増分・差分バックアップの選択があったり、スケジューリングにある程度の柔軟性があったりで選んだNovaBackup(販社:ソースネクスト)なんですが、それでも使いにくさを感じていて、必要なのは障害時からのリカバリ(ディザスタリカバリ)なのですが、その操作性が今ひとつわかりませんでした。ただ、今回その点がはっきりした感じがします。
このソフトも基本はファイルバックアップで、イメージバックアップはオプションになっていました。単にファイルを書き戻せばいいでしょ、というスタンスでマニュアルが書かれていて、ディザスタリカバリについてはフォローされていないというのは不便なことです。ただ、今回のことでようやくバックアップ運用が固まってきたように思います。
今回はOS再インストールの過程で古いメールアーカイブが破損してしまったのですが、その復旧にファイルバックアップを使いました。順当な使い方ですが、そうしたユースケースは自分で試してみないとわからないというのは製品としては困ったものです。システムドライブの復旧操作なので、試して壊してしまっては意味がないわけですから。
ただ、ディザスタリカバリは別PCへのコピーにも使えてしまうわけですから、その意味でライセンス上扱いが難しい点があるということもわかります。Windows10のリリースが近いですが、障害復旧に関するユーザーの利便性を考慮してもらえればと思います。