■Windows8にしたらAtmel Studio6が動かなくなって、これはAtmel社のサポート待ちなのかなと漠然と思っていました。それでもインストールされたAtmelのツールは部分的に動くので、もしかしたら部分部分をつなぎ合わせて使えるかもしれない、などと未練がましくいじくっていると、とあるファイルをダブルクリックしたとき、Visual Studio 2010のライセンスが切れている、というメッセージが出てきました。今までのVista環境ではそんなメッセージは見たこともなかったのですが、Win8に上げたために何か設定が変わってしまったのかもしれない。それが何かはわからないのですが、とにかくVS2010の問題だということが解りました。
とりあえずアンインストール。それからMSのサイトからVS2010のShell(Integrated)の日本語版をインストールし、さらにサービスパック1やセキュリティパッチも当てました。その状態でAtmel Studio6のインストーラーを起動すると、やはりVS2010 Shellのインストーラーが起動されます。ただ、英語版のようです。Atmel Studio6は英語版のVS2010 Shell(Isolated)を利用しているのではないか、と推測して、もう一度VS2010 Shell(Isolated)-ENUをインストールし、再度サービスパックやセキュリティパッチを当て終えてからAtmel Studio6のインストール処理を継続させました。
これが正解だったようで、今度はインストールの最中に「コンポーネントが不足しているから再インストールしろ」という意味のエラーメッセージも表示されずに終わり、Atmel Studio6も起動させることができました。やれやれといったところ。
これでWindows8で元通りAVRの開発環境も再構築できました。Atmel Studio4も使えてはいたので、どうにかなることは確かだったのですが、これまでStudio6で作ってきたものもあったので、やはりStudio6が使えるのは楽です。ただ、Atmel社にはインストーラーを見直して欲しい気もします。