■先日都現美で菅木志雄展を見たばかりですが、今度はヴァンジで菅木志雄展。まだまだ寒い季節にヴァンジへ行ったのは初めてのような気がします。今回行ってちょっと驚いたのですが、たぶん地元の中学か高校の美術部と思しき子たちが制服姿で彫刻の写生をしていました。彫刻専門だからかもしれませんが、国内の美術館は写真撮影も写生も禁止というところは珍しくないので、この対応は良いと思います。海外だと美術館にイーゼル持ち込んで写生している人がいたりするので、あんまり珍しい光景でもないようです。
ヴァンジの菅木志雄展が都現美と同時期なのは意図的なものでしょう。会場面積も展示点数もでは都現美の方が上ですが、いろいろな作品が並ばず、特徴的な作品に絞られて展示されているためか、「空間に隠されたモノとモノの関係性を取り出し、可視化する」という共通するコンセプトは解りやすくなっていたように思います。
ヴァンジ、というかクレマチスの丘でいつも困るのは食事で、三島駅で弁当買ってきたりしていたり、お昼はまあ我慢して、三島駅に戻ってから食事をとったりしていたのですが、今回はじめてベルナール美術館側まで歩きました。そちらの美術館には入らなかったのですが、軽食を取ることができて、しかもそちらは空いていて助かりました。もっと早くから来ればよかった。
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