■永いこと本拠地から離れていて、電子工作系はずっとご無沙汰。ツール類が揃っていないと工作は面倒で、持ち込んでしまえば工作はできるのだけど、引き揚げる時に荷物が増えて面倒になるということは名古屋の時で解っていた。だから、工作はしばらく封印と思っていたのだけど、ある種のアーティスト達が、作品を作らずには生きていけないように、何かを作らずにはいられなくなる時がある。まあ、だいぶ大げさなんですが。
工作といってもプログラミングも必要とするマイクロプロセッサを使った、いわゆる「Lチカ」系は実用性を持たせるにはプランニングに時間をかけなければだめなので、ここはあっさりとキットを使うことに。もう、簡単にオーディオ系。ちゃんと作れば音が鳴るから解りやすい。
エンジンはカマデンのD級アンプキット。電源はあっさりとACアダプター。供給電流量が課題ですが、そこはジャンクであっさりと。ケースはタカチ。プラスチック筐体ですが、フロントとリアがアルミパネル。
D級といっても出力末端部はアナログでしかないはずで、そこには瞬間的に電流供給が求められることでしょう、と電源はACアダプタのみではなく、間に7000uFほどのコンデンサをはさんだ。
キットなので部品を組み付ければ音は鳴る。カマデンオリジナルの出力負荷は4Ωなんですが、手持ちのスピーカは8Ω。カマデンでは8Ω化のパーツキットもあるのですが、部品を個別に発注した方が実は安かったり。で、今は8Ωです。
アルミパネル加工は電子工作以上に久しぶりなんですが、手間はかかっても穴あけの位置を間違えなければなんということもありません。あとは基板を箱に固定するだけというところまでですが、今はそこで停止。箱に見合った基板を使っていないので、固定するために両面シール付のボスを使います。ただ、そのボスに見合う脚の長さのあるネジがない。
あと、フロントパネル側にパイロットランプを取り付けることを考えているんですが、ランプを露出させるのもどうかと思っていて、ボリュームツマミの裏側で光らせられないかなあと。たぶん、ボリュームの軸が陰を作るのできれいな発光にはならないとは思うのですが。
もっとも、スペースがあまりないので、箱の内部で光らせて、その光を意図的に漏らすように作った方が面白いかもしれません。
まあ、いろいろ思案中。