■アンプは一応仕上がりました。パイロットランプはツマミの裏に配置したんですが、ツマミがちょっと小さいのでLEDが表から見えてしまうのが難。もうちょっと大きなツマミに交換したいけど、送料を考えるとついでに購入する他の部品があるのが都合がいい。それは、また、いずれ。
今回はとにかく作ることが目的だったので、スピーカーの箱も一番小さいものを選んだのだけど、別に室内で聴く分には問題ない。もちろん細かいところが気になればいろいろでてくるだろうけど、音場の定位感は安定しているし、アコースティックギターの指が弦を滑る軋んだような音もうまく再現できているように感じる。さすがにウーファーが作り出すような低音は無いけれど、もともとそこまで求めてはいないし。
小型のアンプなので、市場に出回っているポータブルなスピーカーを使うことを考えればミニプラグのインターフェースを備えた方が応用は利くように思うけど、それはなく、バナナプラグも使える普通のスピーカーターミナルを使っている。スピーカーケーブルも自作。これは昔リビングにスピーカーを配置したときに購入して、以来ずっと余っていたモンスターケーブルを使った。例によってそういうところはアンバランスな構成。
今回作ったアンプは既存のACアダプタを使ったので小さな箱に収まった、とはいえる。アンプセットをそう何個も作っても仕方ないけど、次に作るとしたらAC/DCコンバーター回路を込みで作りたいかな。以前ヘッドフォンアンプを作った時に組み込んだけど、その時の出力は1Wも必要なかったから、それと比べたら同じアンプキットを使うのであれば、一回り以上大きなユニットが必要になる。
ただ、電源トランスにトロイダルトランスを使いたいのだけど、その入手先が、今まで重宝に使ってきた共立電子やマルツパーツでは無理なので、部品の受け取りが面倒になるのが難点か。国内だとRSオンライン、海外だとDigi-Key。ただRSオンラインにあるトランスだと供給電力が足りない感じで、そうなるとDigi-Keyしか心当たりがない。ただ、Digi-KeyだとFedexを使うので送料がかかるから、ただトランス1個のためだけに利用するのは割に合わない。
まあ、どうせ作るなら、今度は出力端子にヘッドフォンも使えるようにしたり、入力端子にミニジャックを加えたり、それらのスイッチ制御をデジタル制御してみたりとか、やってみたいこともあるのでそのあたりのパーツを込みにすれば、どうかなあ。
ああ、でも、デジタルアンプなんだし、安直にACアダプターの代わりに電源ユニットを使ってもいいのか。アナログへのノイズ飛び込み防止とか、むつかしそうなことはいろいろありそうですが。