■橋頭堡を確保した週末、珍しく好天で比較的暖かかったので、この機を逃さずと自転車を買いに行った。もっとも1年後には引き払う予定で、その際に自転車は持ち帰らないつもりなので新車ではもったいなく、中古を購入することにしていた。名古屋市内には中古自転車を扱うお店があって、インターネットで調査済み。中川区にあるお店で距離はちょっとあるのだけど、自転車ならのんびりこいで1時間程度だろう。
とりあえず通勤定期を購入する必要もあったので、名古屋駅に向かう。まずは徒歩で名鉄の駅まで向かわなければならないのだけど、途中、上の写真のようなオブジェが転がっていたり。冷蔵庫、テレビ、エアコンって「三種の神器」とか呼ばれていなかったっけ。かつてここにあった生活の記憶を象徴している‥‥わけはないけど、そんな気にさせられるモノではある。
名古屋で定期を購入した後、あおなみ線と呼ばれる、比較的新しい路線らしいのだけど、ホームが妙に古びた鉄道を利用して南荒田駅へ。なんか貨物線みたいな雰囲気だなあ、というか、元々貨物線でしたか。名古屋駅の行き先表示であおなみ線は乗り場案内が付けたしのような扱いだし、名古屋駅ホームの場所も線路の隙間に作りましたみたいな、ちょっと寂しい雰囲気がありました。あおなみ線については謎な「ささしまライブ駅」の存在など含め、改めて訪れることになりそうな予感。
あおなみ線の南荒子駅で下車。ここから東へ歩く。周囲の雰囲気は厚木の郊外というか、京葉線の南船橋駅付近な感じというか、背の高い建物がほとんど無く、空き地率が高く、ただ道路だけは立派という印象。なんていうか、東京の方での都市景観として感覚的に身についている道路の整備状態と街並みの景色のバランス感に比べると、やたら道だけ立派という印象はやっぱりついてまわる。道だけ整備しても地域は発展しないんじゃないのか。
それはともかく自転車屋さんは、だいぶ愛想のいいおじさんで、良心的。やたらなオプションを勧める風はなく、「ポリ公がうるせぇからな」という理由でランプだけは安価な(¥500)ものを選んで追加。スポーツ車でマッドガードが無かったんですが、「格好いいやつは高ぇから」と付けたがらず。まあ、確かに水たまりをつっきるのでもなければいらないものではある。
自転車に乗ってまずは南へ。このあたりは方形の区画が多く、どちらかの方角にまっすぐ走れば何かしら主要道路にぶつかる。ベースキャンプに戻るには東海通を使うので、まずは南下。どうでもいいけど、「東海通」を最初「東海道」と読み間違えていて、実際国道1号も近くを通っているので紛らわしい。
さすがにもう5,6年自転車を漕いでいなかったのとスポーツ車ということで脚に疲労が出ているのがわかる。サドルもちょっと合わないというか、調整がいるかな。脚の疲労はともかくお尻が痛いのはつらい。もしかしてハンドルが低すぎるのか?
横浜と違い、アップダウンが少ないというのも名古屋市街の印象。ただ、ある程度の川幅を越える橋は大きなアーチを持っていて、これは船が行き来でもするからなのか。
ベースキャンプへは予想通り、だいたい1時間で帰着。いい運動になったなあ。毎週毎週乗れるわけではないけれど、暖かくなる頃までに身体が慣れてくれるといいなと思っている。