■以前からズーマーの整備で懸案だったのは、ドライブベルト周りの整備。ドライブプーリーやアウタークラッチを外すのがなかなかできない。一応シザーズホルダーは持っているのだけど、固定がうまくできなくて、力が加わると外れてしまうのが難点。以前定期点検に持ち込んだらアウタークラッチを締めるナットをかっちり増し締めされてしまっていて、さらに難しくなってしまった。
ドライブプーリーの方はホンダ車用の専用工具というのがあって、それをつかうとうまく固定できそうだったので取り寄せてみました。
ホンダのドライブプーリーは外側にフィンが付いていて、これがキックスターターのギアとかみ合うようになっているのですが、このフィンに噛み合うような工具になっています。シザーズホルダーの先端にある丸棒だと、テンションがかかると逃げてしまうので、それに比べると具合が良さそうです。
写真のように使ったのですが、ホルダーのグリップにバイスをかましています。ナットを回すときはラチェットに両手をかけて、バイスを踏んで動きにくいようにするとホルダーが逃げることもなく、具合が良かったです。同じ方法でアウタークラッチも外せるかと思ったのですが、こちらはバイスを踏んだだけてでは固定できず、だめでした。クランクケースにバイスを固定して、それを使ってホルダーを動かないようにしたほうが良いかもしれません。ただ、丸棒で固定するシザーズホルダーの構造に無理があるようにも思うので、ベルトで固定するタイプのホルダーを別途取り寄せて、それと併せて試してみようと思っています。
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