■ときどき横浜に行くわけですが、馬車道に行ったかえり、桜木町まで歩いていたら「横浜コミュニティサイクル」の駐輪場を見つけた。関内から石川町あたりにかけての地域でシェアードバイクの実験事業が行われているのは知っていた。自転車を借りると、返す場所が問題だよなとか思っていたのだけど、借りた場所とは別の場所に返却できるようになっている。ちょくちょくこのあたりに来るから利用できたら便利かなと思ったのだけど、その場で即時に登録できるものでもないらしい。とりあえずQRコードだけキャプチャして、後で調べることにした。
横浜コミュニティサイクルbaybikeのページによれば、この実験は去年の4月から行われているとのこと。この実験事業はスマートシティプロジェクトの一部だったと思う。
利用にあたっては事前の利用者登録が必要で、これは管理するうえで自転車を追跡するよりは利用者を把握しておくほうがたやすいし、心理的効果も望めるので妥当なことだと思う。自転車が留置されるサイクルポートはMM21の北側出口に相当する横浜ベイクォーターからはじまり、だいたいみなとみらい線に沿うようにしてマリンタワー付近や中華街の東側はずれのあたりまで分布している。横浜観光に便利な感じだ。どこかの駅で降りて、あとは自転車で順繰りにまわって別の駅から帰る、という使い方ができるかもしれない。
と、思ったのだけど、料金設定が微妙だった。月額1050円、アドホックな利用では105円。30分間は無料でそのあと30分毎に210円が課金される。拠点間の移動に使うもので、一日横浜を回るのには向かないし、勝手に占有してしまうと、自動的に課金されてしまうから抑制もかかる、ということなのだろうと思う。
30分だとたぶんあちこちを眺めながら走るのには向いていなくて、サイクルポートからサイクルポートへ直行して預けるというのが良いのだと思う。30分以上占有してもらいたくない、という思惑があるのでしょう。
それと、自転車の車輪が小さいので速度が期待できない。速度が期待できないということは当然30分以内に移動できる距離は短くなる。
市内バスは一律210円、地下鉄もみなとみらい線なら、例えば馬車道-みなとみらい駅間であれば180円なので、自転車はそれよりは安価ということになる。そうなると駅やバス停などの公共交通機関との乗り継ぎがしやすいと良いのだけど、その点がちょっと微妙。幾つかの地下鉄駅からの乗り継ぎはやりやすそうだけど、バスは路線を選びそう。自分が使うとしたら、馬車道付近のBankartから横浜美術館へ移動するときに使うかな。
今ひとつ使い勝手が不明なのだけど、実際に使ってみないと解らないところもあるので、利用者登録をしてみようと思う。