■新しく作るデバイスはリモコンではなく、電源そのものを操作して間接的に加湿器を制御する。なので商用100Vの電子スイッチが必要になる。以前に作ったのは秋月のSSRキットを使っているけど、これは40Aまで使える(放熱板がある場合)容量がある。単純計算で4000Wということで、さすがにこれはオーバースペックすぎる。そこまで大げさなものはいらない。もうちょっと容量が小さくていいけど、電灯ぐらいにしか使えないというのも困る。
そんな折、秋月電子が新しいSSRを扱いはじめて、その容量が8Aでちょうどいい感じ。ターゲットの加湿器は125Wなので容量的には問題なく、値段も手ごろ。ただ、配線の取り回しに悩んで、当初は空中配線で処理しようかと思っていたのですが、線の結合部が固定化されないため絶縁処理に不安があることから、小型のユニバーサル基盤を使うことにしました。悩みどころは商用100VのラインとSSRユニットとの接続部ですが、端子台と絶縁スリーブ付の圧着端子を使うことにしました。棒状の端子で、端子台に差し込んで使います。もちろんネジで締めるタイプの端子台があれば、丸型かY型の端子でも構わなかったわけですが。
新しく作るデバイスでは幾つか(自分なりに)新しい試みがあって先日のDHT11もそうだし、今回のSSRユニットもそう。あと圧力センサとかアナログなID設定とかあるけれど、(一番の難関であるケーシングを除いて)山場は越えた感じ。もうしばらく個別のパーツを試行してから、デバイス本体の制作に入るつもり。
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