■先日からバックアップを取りはじめたのだけど、バックアップは取るだけではダメで、リストアとセットになっていないと意味がない。とはいえ、うまくリストアできるかどうか正直わからん状態でリストアを試すつもりにはなれず、とりあえず差分バックアップを粛々と取りつづけていたのだけど、とうとうというか、なんというか、またWin8の具合がおかしくなった。
バックアップソフトに使っているのはアーク情報システムのHD革命バックアップVer.12。初回にフルバックアップを取っておくと、そのあとは差分バックアップが取られる。差分なのでバックアップは早い。早いのでリストアもさほどのことではないのかなと思ったら、これが遅かった。
リストアしたのはCドライブで、圧縮しないで35Gほど。それが4時間かかっても30%ほどしか進捗しない。あんまり遅いので最後までリストアを続けることはできなかった。単純に考えるとだいたい12時間~15時間くらいで終わりそうだけど、ディスクアクセスを見ていると、アクセスする間隔がリストアが進むにつれて開いていくのが解る。だから、先に進めば進むほど遅くなるわけで、全体にどれだけかかるか予測がつかない。それ以前に少なくとも12時間かかるのなら、OSを再インストールした方が早い。
差分バックアップには見切りをつけて、初回に取得したフルバックアップのみでリストアした。これは1時間半ほど。ディスクアクセスの間隔が開いていったことから、おそらくフルバックアップのデータと差分バックアップのデータを突き合わせながらマージしているのではないかと思う。リストアはファイル単位に行っていて、差分との突き合わせをするたびに、どちらかのバックアップデータを頭から再度読み直しているのではないかと思う。たぶんインデックスの作り方がおかしいというか、最初にフルバックアップデータを戻してから差分バックアップデータで上書きすれば良かったんじゃないかと思う。
差分バックアップが使い物にならないと、Win8標準の「Windows7のファイルの回復」(sdclt.exe)とさして変わらないことになってしまうけど、Win8が不安定なのはOS領域に不具合が出るからで、その回復にはCドライブだけリストアできれば良いことを考えると、sdclt.exeだとそのあたりの小回りが効かないのが不満。
そのあたりの微妙な使い分けができる分、「HD革命」に分があるわけだけど、なんだか微妙。