■横浜トリエンナーレ2011に連動して、黄金町エリアでも展開されている。小さな会場が小さな町に分散しているエリアで、ギャラリーというより制作スタジオが集まっている印象なのだけど、今ひとつよく解っていない。
京急黄金町駅、日の出町駅付近というのは自分にとってはちょっとアクセスが悪いということもあり、あまり立ち寄ることはなかったのだけど、こういう機会ということで行って見た。
ただ、8月は公開製作期間ということで、お目当ての小沢剛作品はまだ観ることができなかったのですが、竜宮美術旅館、日ノ出スタジオは作品展示中でした。竜宮美術館は話は聞いていたのですが、面白い場所でした。
ここで面白かったのは、建物の裏を出たところにある「イタクラギャラリー」でした。「ギャラリー」というので展示施設かと思ったのですが、作品でした。裏手は雑居ビルに囲まれた空き地で、そこに場所とに使わない木造家屋がある。ただ、よく見ると壁に一筋ガラスが入っていて、それが廃屋ではなく、作品として作られたものであることがわかる。「土地の記憶」のようなものを思わせて面白かった。
他の会場では、日ノ出スタジオが、いわゆるギャラリーの造りをしていたのですが、高架下なのでやはり列車が走るとうるさいのは仕方が無い。面白かったのは周囲の都市景観に溶け込むように作品展示がされているのが印象的でした。
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