■長いこと使っていたブロードバンドルーターが突然不調になった。httpsを通さなくなってしまった。httpは通るし、設定上も問題はなさそう。最初プロバイダかルーターが外からhttpsを撥ねているのかわからなかったのだけど、ルーターのログを確認したらhttpsのアクセス拒否ログが残っていたのでルーターと断定できた。撥ねるようになった理由は解らない。メーカーサポートはとっくに終わっている製品なのでサポートなどはあてにせず、それにローカルLAN側がギガビットに対応していないということもあり、買い替えることにした。
ブロードバンドルーターに求められる機能というのはたかがしれているので今まで使っていたルーターと大差ないのだけど、ローカルLAN側がギガビットに対応し、USBの外付けHDDを扱えてNASとして利用することもできるようになっているのが新しい点で、それでいて価格は低くなっている。有線ルーターとはいえコモディティ化著しい。
気になったのは「IPフォワーディング」として明確にわかる設定がなくなり、あくまでも外部からテンポラリにPCの(たとえば)ゲームソフトと通信することを想定したり、VPNでインターネット経由でプライベートな2拠点を接続することを主に想定していて、パブリックなインターネット空間にウェブサーバーなどを公開することはついでに実施できるような形になっていること。実勢としてはそれで十分なのだろう。
ただ、インターネット側のIPアドレスで自サーバーをみようと思ったらルーターの管理画面が表示されたのは正直驚いた。スマホのLTEで外部からアクセスしたところちゃんと自サーバー側のコンテンツが表示されたので、ルーター自身がLAN側からインターネット側のIPアドレスにアクセスがあった場合、トラフィックをフォワーディングせずにあくまでもルーターにアクセスされたものとしてふるまっている模様。心臓に悪いのでちゃんとフォワーディングしてほしかった。無駄なトラフィックを抑えるという意味はあるかもしれないけれど、もともとそんなにアクセスはでないし。
新しいルーターの操作性に戸惑ったところはあったものの、それでも1時間程度で設定は完了。交換前と同様に通信できるようになった。気になったことといえば「メディアサーバー」という設定項目があるのだけど、なにがどうメディアサーバーなのだかさっぱりわからないこと。DLNAでもサポートしているのかしらん。