■HDDの単価もだいぶ下がってバックアップもやりやすくなったなと思い、環境の整備を進めたのだけど、肝心なところでおかしなことに気が付いた。Windows8に対応しているバックアップソフトがない。
あまり調べずに買ったのがまずかったのだけど、SymantecのNorton Ghost 15を購入した。パッケージ版で、プロダクトキーはCD-ROMのジャケット裏に記してある。が、入力してもアクティベートできない。どうやらWindows8ではライセンスされないようで、Windows7以前の環境からアップデートしてもライセンスが取り消されるらしい。Windows8になってから購入したのではなおさら。
CD-ROMから直接起動しての利用は可能らしいのでこれはこれで使えないわけではないけど、不本意ではある。シマンテックのカスタマーサポートページを見るとWindows8についてはOS標準のバックアップ機能を使うよう書いてあり、さすがに唖然とした。
Norton Ghostにはディザスタリカバリの機能があり、これはOSディスク無しでリカバリできるのだけど、おそらくこの機能がユーザー環境の複製作成に利用され得ることがマイクロソフト社の癇に障ったのではないかな。あくまで想像だけど。
いちおうWindows8標準のバックアップ機能はあるのだけど、ファイルバックアップとイメージバックアップが混在しているし、差分バックアップがなさそうだし、任意の場所のバックアップを追加するのが面倒そうだし、なんとも微妙に使いにくい。
それでも無難に使えるのはこれくらいしかないので、しかたない。Microsoft社の寡占状態となっているわけで、こういう状態になるとソフトの使い勝手が向上することは期待できない。
それにしてもシマンテックの対応はなんともひどいもので、このサポートページを読む限り、インストールしてアクティベートもできそうなものだけど、実際には「確かにインストールはできる」程度のものでしかない。Windows8ではアクティベートできないことを明確に謳うべきだと思うのだが。