■別にWindows8祭りに参加したわけではないですが、通販で予約して購入。さっそくインストールなぞ。プレビュー版を一度入れていたので操作感はわかっていたのですが、細かいアプリの挙動というか、互換性がよくわからなかった。とりあえず普段からよく使っているUSBラジオやプリンタなどのアプリは自動引き継ぎはされなかったものの再インストールで利用できるようになったのですが、Atmer Studio6がダメなのは残念。バージョンが上がり、開発環境を作りこんであるようなので、依存関係の解消が難しそう。
こちらの環境で上手く動かなかったのは以下の通り。
・USBラジオ(FM Radioデバイス)
・IPv6環境対応
・スタートアップ、スタートメニュー
・WireShark
・WOL
USBラジオはデバイスドライバーは見えていたのだけど、サウンドデバイスとして見えていない。「無効なデバイス」として扱われているので、一覧に表示させれば利用可能になりました。

ネットワークカードも設定を引き継がれずに初期化されてしまってて、そこはまるごと再設定。IPv6についてはローカルリンクアドレスから変わっていて驚きました。Linuxサーバーで動かしているRADVDではアドレス指定でクライアントを認識させているので、サーバー側も設定を変更しました。
スタートアップメニューはスタートメニューごとなくなりましたが、レジストリのHCU\Software\Mictosoft\Windows\CurrentVersion\Runは有効なので、そこにバッチファイルを登録することで似たことができます。バッチファイルで管理する方が起動タイミングの調整もしやすいので、この方がいいかもしれません。
WireSharkを使おうとしたらNPFがないとかでおこられました。念のため再インストールをしてみると、WinPCapが互換性問題でアボートします。Windows7互換モードにするとインストーラーは動くのですが、NPTOOLSが無いとかでやはりアボート。エラーメッセージをよく読むとMicrosoft Network Monitor Driverが無いことが原因のようなので、MicrosoftからMNMDを落としてインストールし、WinPCapとWireSharkをアンインストールしてインストールしなおすとうまくいきました。
WOLは今までオンボードのMarvel Yukon 88E8056をターゲットにしていたのですが、このWOLは機能しなくなっていました。ドライバーは12.10.10.3(2012.9.25)。たまたまというか、IPv6のジャンポフレーム対応用に別カード(Realtek PCIe GBE Family Controller)を載せていて、こちらのWOLは機能しました。ドライバーは8.1.1020.2011(2011.10.20)。ドライバに原因があるのか、Windows8になって電源管理方式がかわり、オンボードのNICが機能停止しているからなのかはよく解かりません。スリープモードからの復帰はMarvel YukonでもOKでした。Realtekのドライバーパラメータを説明したこのページの内容からすると、電源断とスリープ状態からの復帰とでWOLのレベルが分かれているようです。
スタートメニューはタスクバーへ登録することで代替になりますが、面積が限られているのが難点かもしれません。Metroスタイルのトップ画面はいちいちそこまで戻ることが面倒なので、使うことは少なさそうです。デスクトップとスレートの双方を同一OSでカバーさせるというのは、ちょっと無理があるなというのは素直な感想です。