■久しぶりにPC的な買い物をしました。これまで美術館に行くとき、モレスキンを持っていってメモを取っていたのですが、だんだん館内でのメモを取るのを禁止するところが増えてきました。ボールペンや万年筆はインクが作品につく可能性があるので禁止するところは多かったのですが、最近はシャープペンや持ち込んだ鉛筆も不可とするところが出てきて、そのリスクゼロオリエンテッドパラノイアにうんざりしてきていて、メモを取らなくなってしまった。
でもメモを残さないといろいろ忘れてしまうし、帰ってから思い出そうとすると日記を書くのにしんどい。モバイルPCというのももちろん考えたのだけど、重いし高いし、本当にメモとして使うにはごたいそう過ぎる。
そういうわけでとうとうポメラを買いました。最近新型のDM20が出ましたが、あえて旧型のDM10。
結構キーボードが大きいですね。
片手持ちで入力できないこともないんですが、入力スピードを上げるには両手打ちが一番。辞書の語彙が足らないのはちょっとつらいところもありますが、PCに転送して仕上げることを前提とすればそれもありかと。
実際に運用した日記は先日の「ラグジュアリー展」と「菅野ダム行」です。どちらも片手持ちの入力はあまりせず、帰りの電車やバスの中で入力しました。膝の上に置くと低すぎで、車両シートによくあるテーブルだと位置が高くて遠すぎ。膝の上に何か置いてその上で広げるとちょうどいい感じです。
入力の手軽さとか、自由さというのはモレスキンやその他手帳の方がもちろん圧倒的なんですが、それが使えないのであれば、ノートPCよりもポメラの方が使いやすい。なるほど、ポメラが売れるわけですね。
今のところ気になっているのは、辞書の語彙の弱さかな。例えば「々」の入力ができなかったり、ちょっとしたところでひっかかる感じがしています。