■バックアップは結局Noton Ghostはあきらめて、アーク情報システムの「HD革命 BackUp 12」にした。単純にWindows8で差分バックアップとスケジューリングができるソフトを探して、とりあえず見つかったのがこれだったので。仕事でもバックアップソフトは幾種か扱ったことはあるのですが、それと比べてしまうと、見劣りするところはあります。
面白いのは、「フルバックアップ」と「差分バックアップ」が明確に分かれていることで、単純に考えると意味が解らない。差分バックアップの初回はフルバックアップ取るはずなので。製品を触って分かったのは、'Backup12'のフルバックアップと差分バックアップには、バックアップ対象のカタログの取り方に差があるということでした。「フルバックアップ」では複数ドライブやバックアップ除外対象(フォルダ)の選択もできるのだけど、「差分バックアップ」ではそれができない。ドライブごとに取らなければならないし、除外フォルダの指定もできない。
「BackUp12」の差分バックアップはいろいろ微妙で、複数ドライブの「差分バックアップ」をスケジューリングする場合は、別々にジョブを分けてスケジューリングしてやらなければならないわけで、時間指定が難しい。
それと、一度「差分バックアップ」で始めてしまうと、やり直しができない。「差分バックアップ」を続けていくと、いずれはサイズが大きくなってしまうのでどこかでリセットした方が良い。更新の多いドライブであれば大きくなるペースも早いだろう。しかし、「BackUp12」ではリセットができない。「差分バックアップ」を取得したドライブのルートにおそらくインデックスのファイルが作成されて、これがフラグになっている。しかも、何かのプロセスが掴んでいるようで、簡単には削除できない。
こちらで工夫して、自前でジョブを組もうとしても簡単にはいかなさそうでいろいろと微妙な感じ。業務用の数万円以上の値付けができるものではないから、複雑な機能を作りこむことは難しいだろうけど、ちょっとした工夫でずっと使いやすくできるのに、少しもったいない感じもする。