■RaspberryPi モデルBがアップデートされてB+モデルが数か月前に出ました。USBポートが4つになったのとGPIOのピンが増えたのが大きな違いで、他には基盤固定用のビス穴が確保されたこと。1wire温度センサのマスタシステムに使ってみるといいかもしれないと、購入しました。購入したのはいいんですが、例によってモニタがHDMIというのが微妙にやっかいで、空きがない。一旦ネットワークにつながればTeratermなどのターミナル経由で作業はできるのですが、最初のセットアップはモニタがないと難しい。
まずはHDMI-DVIアダプタを購入しました。メインで使っているディスプレイはHDMIとDVIの入力ポートを持っているのでとりあえずセットアップはセレクタを切り替えつつ実施。あとはネットワーク経由で、と思ったらIPアドレスが解らない。ifconfigも使えない。
案の定gccも入ってない。そのあたりのセットアップから。
まずはifconfigを使うため、HDMIでつないだモニタ内のGUI内のコンソールで、net-toolsをyum installする。IPアドレスを確認したあと、service sshd startしてSSH接続を可能に。ここまでセットアップできればHDMI経由のコンソールはとりあえず不要なので、以降はteratermからSSH接続で継続。
環境構築のため、yum install gcc* でコンパイラ関連をとりあえずインストール。次いでyum install git-core してgit関連をインストール。yum install i2c-tools でI2C関連をインストール。
GPIOの操作ライブラリwiringPiを導入するため、gitを使う。このあたりのくだりでは、こちらツール・ラボを参考にしました。
WiringPiはパッケージで提供されていないので、gitでソースコードを取得します。
作業ディレクトリを作成したあと、そのディレクトリに移動してgit cloneを行います。
git clone git://git.drogon.net/wiringPi
cd wiringPi
buildスクリプトを動かすとコンパイルが始まります。
./build
All Doneが出力されれば完了。gpio -vとたたくと、Ver 2.20と出ました。