■赤外線リモコンは何回か作っているのですが、XBeeからリモート操作するデバイスとしてまた作りました。ただ、毎回同じものを作るのも能がないので、少し工夫して、LEDドライブ回路を組み込みました。
LEDドライブはnFETを使ったローサイドスイッチで、LEDに100mA程度を流せるように駆動します。使うLEDは東芝TLN233で直流の最大定格が100mA、パルス(100kHz/duty1%)だと1Aまで流せる、となっている。ドライブ回路そのものには発振回路がなくて、赤外線リモコンのキャリア39kHzはAVRの高速PWMを作って生成します。
個体識別用のIDセットは33kΩでプルダウンし、電源ラインとつなげディップスイッチのステータスを読むようにしたのですが、AVRに流入する電流が過大らしく発熱するようになったので、電源ラインはやめて、AVRのポート出力とつなげてパルス的にスイッチの値を読むように変更しました。前回にディップスイッチを使った時は電源ラインのプルアップ回路だったのですが、電圧の抜けが悪く、誤読が起きていたのですが、そうしたエラーもなく読めるようになりました。
リモコンの制御信号はオシロスコープで読むようにしています。信号をAVRに持たせるか、外部の呼び出し元に持たせるかが毎回悩みどころなのですが、XBeeの通信時間を圧縮するにはAVRにインストールした方が有利で、ただ、信号の改廃をするには外部に持たせたほうが便利です。今はとりあえず試験段階なのでAVRに制御信号も組み込んで構築しています。
赤外線LEDには発光強度と、広がり方にバリエーションがあるので、その数種類試して、使い勝手を確認していこうかと思っているところ。
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