■電子スイッチの次は加湿器の水残量を把握して、警告なりなんなり出すようにするセンサをどうにかしたい。エレクトロラックスの加湿器で、水タンクは半透明で水位が外から見えるし、加湿器自体も水切れを検知するようになっている。ただ、システム側で検知するようにしておきたい。もしかしたら自動給水とかに拡張できるかもしれないし。
水位を直接測るのであれば、例えば浴槽向けなどに使える水位センサというのはすでにあるのだけど、それを使うと今ある加湿器をどうにか改造しないといけない。それはちょっと避けたい。水タンクが半透明ということから、外部にフォトダイオードのような光学センサを取り付けて、検出するというのもできるかもしれないけど、タンクの脱着の邪魔になるような気もする。最低限の工作として、加湿器の水タンクから受水する側に水圧センサを付けて、水圧から水タンクの水位を逆算することも考えたけど、水周りに改造すると水漏れが心配。
ただ、水圧を測らなくても重量を計ればいいわけで、それなら普通に圧力センサが使えるし、加湿器を改造する必要もない。さっそく圧力センサを取り寄せてみた。
なんとなく気になったのは加湿器の脚が圧力センサを均等に圧迫しないことで、センサを無駄に痛めるかもしれない。そこで加湿器の下にインシュレーターのような足をかませてその下にセンサを置くことにしました。
その状態でセンサの抵抗値を測ってみると数十キロほどの値が出てくる。加湿器を動かして水を消費させると抵抗値はじわじわと上がってくる。適当な固定抵抗と分圧させれば計測できそうだけど、変化がずいぶん微々たる数字でしか出てこない。適当にかませた脚はセンサよりもフットプリントが大きいので圧力が逃げていたのだと思う。脚をうまく削って圧力がセンサにかかるようにしようかとも思ったのだけど、折りよく、ケース加工用に取り寄せていたゴム脚のことを思い出した。ネジ留めではなくシール留めなので簡単に使えるし、底面がフラットな円形で、センサのサイズとほぼ一致している。
ちょうど良さそうなので使ってみた。
センサの抵抗値は満水でだいたい0.6K、渇水で1K程度になり、水位変化と抵抗値変化が大きいことから計測しやすそうな値になった。ただ、今は脚がばらばらになっているので、ちょっとバランスがずれるとセンサに加わる圧力が変化してしまう。ここは脚を枠で連結するような工作が必要だろう。