■少しずつ進めていた赤外線リモコン機能付環境モニタデバイスがとりあえず仮組みにまで漕ぎ着けられた。リモコンデバイスはこないだも作ったけれど、あれは赤外線発光ユニットを別出しにして、ヘルピングハンズで保持した。ヘルピングハンズを使うと自由度が高いので文句は無いのだけど、かさばるし、やはりどこか不恰好なのは否めない。その点今度のは一体化できたので多少扱いやすいけれど、アームが長いのがちょっと。長くしたのは関節が硬いので、長くないと動かしずらそうだったからです。でも、半分の長さでも良かったかな。
デバイスの半完成に合わせて、ファームウェアもリファクタリングした。XBeeの通信インフラが安定して使えるようになったこともあって、多少トラフィックを上げても破綻しないようになり、長い制御パケットも安心して送れるようになった。赤外線リモコンは、特にエアコンのリモコン信号はオクテット数が多いことと、信号ブロックが2つに分かれていた(旧ナショナル製)こともあって、ファームウェアに一部データを載せていたのだけど、それをやめて、完全にクライアント側で信号を組み立てるようにした。あわせて、複数の制御信号を1つの送信ブロックに載せられるようにした。ピギーパックと言えなくもないかもしれない。
XBeeの通信インフラが安定したのは、サーバー側で動くXBeeのゲートウェイソフトでメッセージをキューイングさせるようにしたからで、これで送受信の組み合わせが複雑になっても捌けるようになった。ただ、今まではクライアント側がトリガを引くのが固定だったけど、デバイス側からもトリガを引くことができるようにした。センサデバイスが何かの条件でアサーションメッセージを送信する使い方を想定しているけれど、具体的なアプリケーションはまだ。候補としてはやはり、夜間の動体監視でリビングの照明をつけるようにする、とか考えてはいます。