■金沢話ですっかり回を重ねてしまいましたが、GPSロガーも進めています。こちらはAVRのSDカード/FAT16モジュールを作るところがキモで、それができてしまえばあとは単にTTL-UARTの入力をちぎっては投げ、ちぎっては投げるだけになる。もちろん、UARTは割り込みを拾うようにして、バッファリングして、というのはあるし、UART入力をファイルシステムライブラリに統合できるといいな、というのはある。
ただ、ライブラリ統合はこの際置いておいて、まずはGPSロガーのロールアウトを目指す。バラックはすでにあるので、フィールドに持ち出した。スイッチを入れて、バックパックに放り込んで自転車で走りまわる。
走り回って、やっぱりLCDは不要と思う。ただ、動作モードが解るようにする必要はある。GPSロガーの動作モードは幾つかあって、最低でも
1)電源が入った
2)GPSの受信を受けている
3)GPSがロケーションを取れている
の3つが必要。というか、これくらいは解らないと不安。これに加えて
4)SDカードが挿入されている
5)記録状態にある
6)バッテリーが尽きかけている
という動作状態が解ると便利。(5)については、電源スイッチとは別に記録開始スイッチを別途設けるつもり。SDカードにアクセスしている最中にスイッチを落とすというのは、あまり心臓に良いものではない。
あらためて書くようなことでもないですね。初号機を作った時にこの知見は得られていて、そういう意味では進歩が無いんだけど、今回気づいたのは動作モード以外に、ノイズのことがあった。
例によってポータブルのFMラジオも持ち歩いていたのだけど、GPSというかAVRをFMラジオに近づけるとノイズが乗る乗る。GPSはスペクトル拡散でノイズの影響を受けにくくしているけれど、それにしたって背景ノイズが少ないに越したことはないだろう。いくらスペクトル拡散といっても広帯域にノイズがばら撒かれたら弱いのだし。
でも、ノイズ対策といっても石の上に絶縁シールを張って、その上に金属箔を乗せてグランドにつなげるとか、そういうことしか思いつかない。後はGPSモジュールとAVRの物理的な距離を離すとか。それで効果が出るのかどうかは解らないのだけど。