■普段の週末は美術館・アートギャラリー巡りを習慣としていたのですが、この11月、山口周辺では新たな企画展はなし。これが東京・横浜界隈であれば何かしら切り替わっているのですが、広島・山口・北九州では切り替わり時期の隙間みたいでスケジュールが空いてしまう。しかし、それはそれで良くしたもので周辺で香川ツアーの企画が急遽立ち上がり、それに乗っかることにした。めずらしくアートが絡まない単なるグルメツアー。
何でも、香川県高松市のはずれに、「カキ焼鎌倉本家」という店があり、カキ食べ放題なのだという。まずはそこに行こう、そしてついでにうどんを食べよう、という企画。朝7時に出発し、だいたい山陽道を倉敷あたりまで走り、そこから南下して四国上陸、一路高松を目指し、カキを食べたら後は適当、という目論見。
同行するのは、というか、立場的には自分がずうずうしく乗っかっているんですが、3名。うち1名は車(赤のWILL)のオーナーで、専任ドライバー。自分も含めて残りは単に乗っかっているだけという、ひどいと言えばひどい構成。朝食抜きでスタートし、宮島SAで朝食。自分はあさり汁定食、2名は尾道ラーメン、1名はコーヒー(実は肉まんを食べていた)。そんな形で食事旅行が始まった。
福山SAで補給した後、倉敷JCTで南下。瀬戸中央自動車道に乗って瀬戸大橋へ。予島PAで一旦休憩。ここから見える大橋はパースがおかしくて非現実的な光景のように見えます。レインボーブリッジやベイブリッジを見上げた記憶で見ているからで、ここの大橋は形が似ているけどスケールが違うために起こした錯覚です。同行の1名は「マクロスみたいに変形しそう」と感想をもらしていました。たぶんそれだと、どちらかと言えばトニーたけざきの「岸和田博士の科学的愛情」が近いように思います(そういう変形はなかったが)。
予島を抜けて四国上陸。まずは高松に向かうのでそのまま高松自動車道へ入るオプションもあったのですが、ドライバーは坂出ICで一般道へ。国道11号に入ってひたすら東を目指します。目的は高松市内でカキにかけるレモン汁やお茶の購入。現地調達も旅の楽しみの一つです(と、私が主張したが、それほどのものではなかった)。
高松市街をさらに東へ抜けて一路、牟礼町原という場所へ。ランドマーク的には琴電の原駅が目印。さらに11号(志度街道)を走っていくと景色はどんどん寂しくなり、ようやく牟礼町原へ。到着したのは13時に少し早い頃で、一同いい具合にお腹が減っていました。
そしてついにカキ焼きが、というところで続く。