■先行上映で観ました。3Dで字幕版。冒頭が東京・渋谷ではじまって、雨に打たれる中島美嘉が突然中年サラリーマンの首筋に噛み付く。話題作りの一部になってはいたようだけど、あまり印象には残らず。
いろいろつっこみどころ満載なんだけど、緊張感の持続しない映画だった。ストーリーらしきものはあるけれど、観終わってみれば、何も始まっていないし、何も終っていない。
導入部の渋谷パートで、アンブレラ日本本社(?)になぜかアリスがやってくるのだけど、その本社に詰めている警備員の制服の背中に「アンブレラ」とカタカナで書かれているのは妙におかしかった。
3Dはシャッター方式で、メガネをかけるのだけど、自分は普段からメガネをかけているからつらかった。さらに言えば、斜視が入っているから両目のパララックスが平行ではなくて、このテの方式は負担が大きい。案の定、後半は視界が2重視されて観づらかった。ただ、3Dにする必要って別に無いと思う。
映画は途中で、クレア・レッドフィールドにクリス・レッドフィールドが合流して、映画のラストでジルが登場して、ゲームファンならそれなりに嬉しいのかもしれない。あとはレオンにエイダが出てくりゃいいのにな。
観ていてずっと不思議に感じていたのは、アンブレラ社のことで、世界があんなになって企業活動する意味があるのか、というか、活動を続けることができるのか、ということだった。社会インフラが崩壊しているから、生産から物流から何から何まで自前でこなさなければならないはずだけど、そんな様子でもないし。
映画のラストは明白に「5」があることを示しているのだけど、この映画のシリーズって何をもってエンドとできるのか良く解りません。それはゲームも同様ではあるけれど。とりあえずウェスカーは死んだと思って良いのでしょうかね。