■家電統合制御基板の物理層とかデータリンク層とかそんなようなところを担当しているのはZigBee、というかXBeeなのだけどそのXBeeはFTDIのUSB-UARTの変換モジュールと直結しているだけの簡単な作り。あまりに簡単なので、バラックでちゃちゃっと作ってそれきりだったのだけど、いつまでもむき出しにしているわけにもいかない。埃かぶるし、固定できないから地震か何かで揺れて床に落ちてしまうかもしれないし。
構成は単純で、ストロベリーリナックス製のFTDI-UART変換モジュールを3.3V動作するようにして、ただ、得られる電源は5Vだから、3.3Vへ降圧する3端子レギュレーターを通してXBeeへの供給電源を作る。あとはTX-DIN, RX-DOUTを結線すれば最低限の構成でできあがる。ただ、今回はもうちょっとちゃんと作るので、CTS-CTS, RTS-RTS, DTR-DTRを結線し、Pin6のRXインジケータ、Pin13の稼動状態インジケータ、Pin15のネットワーク参加インジケータにLEDを接続。リセットのPin5はプルアップし、リセット用のプッシュスイッチ(ロータリー)をつなげた。
ケースはぎりぎりのサイズでユニバーサル基板裏面の配線を圧迫しないで済むクリアランスを取るため、スペーサー代わりにホームセンターで売っている、シール付きの厚さ4ミリのスポンジを小さく切ってケース4辺の隅に配置した。工夫らしい工夫はそれくらい。あとはケースの穴開け。
今回制作したケースはPCのケースに固定するので磁石を使うことにした。固定用の磁石にはどんなものがあるのか解らなかったので、これ良さそう、こっちの方が良さそうと買っていたら数種類溜まってしまったのですが、結局、マグネットテープを使ってみました。磁性体を混ぜたゴムを細長いシート状にして、裏側がシールになっている製品で、大きさにしてはあまり磁力が強い感じではなかったです。車の初心者マークとちょうど同じくらいの感じ。ただ、XBeeとFTDIモジュールを収めたプラスチックケースだけでの重量であれば、十分な力でした。