■赤外線リモコンはフィールドテスト中。ZigBee上の通信プロトコルやXBeeの通信設定は見直してRobustというか、多少不安定でもサーバーとの通信が容易には閉塞しないようになって、テストもしやすくなった。そこで赤外線リモコンのフィールドテストを兼ねて運用をはじめた。WebのGETメソッドで動くので、cronでスケジューリングしたwgetを使ってアクセスすればリモコン操作を行える。
リモコンでは相変わらずエアコン操作が不安定。パナソニックのエアコンが対象になりますが、送信信号が2ブロックに分かれていたり、信号ブロックそのものもテレビなどに比べるとデータ長が長かったりと技術的にちょっと面倒なことはあるのですが、同じ条件で動かしてもうまく受信したりしなかったりということがあって不思議な感じ。テレビリモコンの方もちょっと受信は渋い。逆にオンキヨーのオーディオ装置類はかなり安定していて、赤外線LEDの放射コーンに収まっていればだいたい大丈夫。
とりあえず、エアコンはデューティー比やキャリア周波数を調整しても受信の調子は変わらず、実際のリモコン信号と見比べてたりして、ほんの気休めとエアコンの送信信号を構成する先行ブロックと後続するデータブロックの間隔を少し長めに調整したらだいぶ安定した。
テレビもパナソニック製で、エアコンリモコンのキャリア周波数が39KHzではなくて、36.5KHzとだいぶ低めだったことから念のためとテレビリモコンもキャリア周波数を調べてみました。エアコンリモコンはだいぶ安定していたのに対し、テレビリモコンはあまりキャリア周波数が安定していない印象でしたが、それでも36.5KHz~37KHzと、エアコン同様低めでした。テレビはエアコンほど受信感度が悪かったわけではないのですが、テレビリモコンについては37KHz前後に調整しました。
そして、2系統ある発光回路にさらにそれぞれパラレルに1回路追加して、都合4回路(2つつづ、ペアで発光する)。追加してもあと1系統くらいで赤外線リモコンはほぼカバーできると思う。オールレンジリモコンというか、赤外線バラージというか。エアコンもテレビも安定して操作できるようになり、リモコンについてはケースへの組み込みと赤外線LEDを適切な方向に向けられるためのギミックが課題になる。赤外線LEDの保持については、工作で使う小型のヘルパーホルダー(と言うのかな)のようなものが必要だと思うけど、他に何か適当なものがないか思案中。
あと、テレビについてはテレビの状態監視が課題。テレビの電源操作はトグル操作になっていて、同じ信号でもオフの時はオン、オンの時はオフとして動作する。人が操作する場合はそれで問題ないのだけど、機械的に操作するときは問題になりやすい。電源オフの状態から操作することを前提にすると、人が(要するに自分が)マニュアルでスイッチを入れている状態で自動操作が始まると、シーケンスでは「電源オン」にするつもりが逆に「オフ」になってしまう。
なので、テレビの動作状態を把握するセンサが必要。消費電流を監視する電流センサがあればいいのだけど、そのためだけにデバイスを作るのはちょっと無駄が多いので、他にもセンサを乗せて環境監視ユニットにしたほうが良いのではないかと思っている。あと、PS3のリモート起動操作とか考えているのだけど、コントローラーがあれば起動できるから、あまり必要ないかな。