■室内環境モニタリング装置はセンサ類の実装が終わり、PCと直結した状態でデータを連続して取得できるプログラムを書いて試運転中。気圧、温度、湿度、相対照度のデータを取っている。気圧と温度はSCP1000のモジュールにSPIで。湿度はTDKのCHS-UGSパッケージを使用。このモジュールは5V必要なのだけど、出力電圧が最大でも1Vなので、3.3V系の回路につなげても問題ない。電源だけは別系統になるけれど。
ところでモニタリングをはじめると気になるのはデータ値の校正で、可能ならば校正したい。特に湿度センサのCHS-UGSは誤差がプラスマイナス5%で、これは得られた数値に対して5%の誤差があるのではなく、湿度の値としての誤差。だから値としては湿度10%の範囲内にセンサのデータがあることになるのだけど、それはちょっとおおざっぱすぎる。
比較データが欲しくて100均で湿度計を買ってはみたけど、これはこれで信頼性がなさそうで駄目な感じだった。センサ出力と10%近く違う。計器そのもののレスポンスが1時間~2時間程度と長いのに対して、センサの方は1秒程度とスパンがだいぶ違うのもだいぶ厳しい。雰囲気ぐらいしか解らない。
照度の数値も校正とは少し違うけど、いわゆる「照度」の値との対応を取ってみたい。今の値は明るさで電流が発生するNapica(パナソニック)を使って電圧の変化を作り、明るさの変化を電圧の変化として読み取る方式になっている。室内にいて、自分の体感する明るさとセンサの数値を対応づけられればまずはそれで良いのだけど、外部の一般的な照度データとの突合せなどができない。
ただ、照度計は安くないし…と思っていたら共立エレショップで比較的手ごろな計測器が出てきたのでさっそく購入。届いたらセンサ出力を照度計の値として変換できそうか検討してみたい。