ナゴヤスケープ・エクスプローリング

■雨天でもない限り、週末ともなれば出かけている。もしかするとヨコハマにいる時よりアクティビティは増しているかもしれない。土曜日には中・遠距離に足を運び、日曜日には自転車で近距離のカバレージを上げている。名古屋の街並みはヨコハマを思い起こさせるところもあれば、そうでないところもある。

 栄町に行ったのは、ギターアコースティックデュオ、DEPAPEPEがNHK名古屋放送局フロアでライブをするという情報を掴んだため。DEPAPEPEの曲はギターのインストゥルメンタルで、言ってしまえばフュージョンという括りになるのかな。明るい、夏向けの音だけど、熱っぽい湿度はあまりない感じ。
 NHK名古屋放送局というのは栄にあって、ライブ開始というか収録開始は13:30。DEPAPEPEの人気を思えば30分前にはいないと座れないだろうと見当をつけると、食事をどこで取るのかとか、観終わった後どうするか等と考えてみると中途半端な時間。
 とりあえず、昼前に大須のパーツ屋を廻って、適当に昼食をとった後で栄に徒歩で移動することにした。

 大須も3度目ともなれば、もう迷うこともなく。上前津駅12番出口から地上に出ればアメ横1番館は目と鼻の先。「坂道」に注意してみると、大須の商店街があるエリアはやや小高い土地にあることがわかる。

大須から新堀川方面

 低地には案の定、川が流れているのだけど、その名称を新堀川といって、なんか人工河川っぽい。大須のある小高い地域と低地は帯状に南北に伸びていて、なんとなく自然河川があっても良さそうな雰囲気なのだけど‥‥Wikipediaによれば、新堀川はかつての精進川を付け替えたものなのだという。川沿いの低地も精進川低地と名付けられていました
 それはともかく、誘われるように川へ。良く地図を見ておけば良かったんですが、栄はこの川を遡る方向(北)であって、直交する方向(東)ではありません。勢いにまかせてなんとなく異臭漂う鶉橋を渡って勘違いしたまま東へ、東へ。

新堀川(鶉橋上)

 やがて高速の高架が見えて、栄に着いたと思ったらJRの駅らしきものも目に入り、何か間違えたことに気がついた。栄に行くつもりが鶴舞に出てしまった。ぶつかった高架は名古屋の都心環状線。一瞬来た道を戻ろうかと思ったものの、それではつまらんので、そのまま北へ。若宮大通にぶつかって、なんとなくインダストリアルな雰囲気の教会尖塔を遠目に左に折れた。

丸田町交差点

 栄はさすがの繁華街。ここまで来るとビルの築年数が若返っているのがわかる。ただ、表から見える分には。中央分離帯に広い公園を配置して、両サイドに商業施設が建ち並ぶ様は、作りとしてはヨコハマ伊勢崎町を思い出させるのだけど、建物の質的には関内とか、横浜駅周辺っぽい。100メートル道路用地のおかげで連続した開放空地があるわけで、とても広々とした印象。遠くに灰色のテレビ塔を見ながらオアシス21とかいう良くわからない公園らしきものを探す。遠回りしてしまったおかげでややバテ気味。

錦通久屋交差点

 オアシス21は広場の一種なのか? NHK名古屋放送局へ急いでいたのでじっくり見回りはしなかったんですが、雰囲気としては人工地盤上に作られた公園で、なんかでっかい蓋がある。面白い造形で、とりあえず撮るものだけ撮って先を急いだ。

オアシス21とテレビ塔

 NHKに着いたのは13時を少しまわった頃なのだけど、そのときすでに長蛇の列。これは立ち見とあきらめた。DEPAPEPEについては普段はSAKUSAKUでの露出を通して良く観ているのだけど、SAKUSAKUそのままの調子。ちょっと残念だったのはスピーカからの再生音が微妙に帯域が狭い感じで、本当に目と鼻の先で演奏を見ているのに、テレビを通しての演奏を聴いているような印象だったこと。ライブというのはそういうものですけど。

 DEPAPEPEのライブ演奏は"Horison"と"Start!"の2曲。番組収録は続いているのだけど、引き上げることにした。さすがにバテて。帰りは栄から笠寺・星崎あたりまでバスで戻ることに決めていた。バス停からの帰りの徒歩は電車を使うよりは遠くなるのだけど、栄から鶴舞、堀田にかけての景色を見ながら移動することができる。
 バス停はオアシス21から程近いところにあって、これもバスで帰ることにした決め手だったのだけど、それはそれとして。オアシス21の蓋を見上げたらなんか面白かった。

オアシス21(あおり)

 帰りのバスから見えた景色は工程的には大須から栄へ回り道したルートを逆に辿るようなもので、その点では歩いて目にした印象を裏付ける格好になった。栄周辺は確かに素晴らしい都市景観なのだけど、その景観には長さこそあれ、奥行きがあまりない。ただ、今回は栄から大須方面だったから、逆に栄から丸の内の官庁街方面に向かえば違うのかもしれない。

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作成:2008.04.13
公開:2008.05.03

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