■相変わらずFMを聴いている。名古屋ではFM愛知(FMA)。FMAの味付けは京浜で言うところの東京FMな感じで、愛知で聴取率を競っているというZIP-FMはJ-WAVEをさらに濃くしたような雰囲気だ。京浜でもっぱら聴くのはJ-WAVEだから愛知ではZIP-FMを聴きそうなものなんだけど、ちょっと濃すぎる感じでFM愛知にチューニングしている。FM愛知は部分的にFM東京から、ZIP-FMはJ-WAVEから配信を受けている。もしGloove Lineが部分的でも配信されていたらZIP-FM派になったろうけど、それはなさそうなのでやはりFMAの方を選ぶことになる。
ウィークデイでFMを聴けるのは通勤の行き帰りで、朝に関しては時間帯的に微妙。ちょうど配信が切り替わった頃で、実質的に東京FMを聴いているのと変わらないのだけど、プログラムとして小芝居が続く格好になっていて、ちょっといまいち。ただ、面白いのは番組のスポンサーがスズキ自動車、ホンダと続くことで、この番組の前の時間帯ではトヨタ自動車がスポンサーになっているコーナーがある。
当たり前といえばそうなのかもしれないけど、FMAで耳にする自動車のCMはトヨタばかりという気がする。たまにトヨタ以外の冠番組があるかと思えば、東京FMからの配信だったりする。
帰りがけに聴けるのはJ-POPS系のインタビューなども扱うプログラムで、こちらは良くある形式と言えば、よくある形式。登場するアーチストはもちろんプロモーション目的があるわけだけど、そうなるとやはりというか、SakuSakuとけっこう被る。FMの方はちゃんとした、というか、普通に曲作りに踏み込んだ形のインタビューなので、受け答えも、まあ、よくある感じになるんですが、つい数日前にSakuSakuを観ているわけで、そちらの方では曲作り話に踏み込む方がむしろ稀ですから、そうしたギャップも面白かったり。つーか、YouTubeよりも早くSakuSakuを愛知圏内で観ているのは数人もいないだろう、という優越感を味わったりするわけです。そういうことに優越感を覚えること自体、どうなの? という話もあるんですが、感じてしまうのだから仕方ない。
実際のところ名古屋に引っ越したわけではなく、定期的に京浜へ帰っているのですが、そうなると自然と81.3MHzへチューニングする。プログラムを聴けば、時計を見ずともだいたい何時なのか解るようになっている、そういう、自分にとって情報環境のような存在になっている。でも、名古屋へ移動すれば80.7MHzへチューニングする。新幹線を使った移動時間というのが、その81.3MHzと80.7MHzのトランジェントに相当していて、土地勘までが移り変わっていくような気がする。京浜の空間とJ-WAVEが、名古屋の空間とFMAがセットになっている、そういう感覚。
もっとも、夜も22:00をまわれば、実はインターネット経由でBrandnew-Jを聴いていて、そういう意味では再びJ-WAVEを聴いているわけだったりもします。