■前々から広角レンズには関心があったのだけど、手持ちのレンズの本数もそれなりにあって自重していた。でも、一眼を持ってだいぶたっているし、今年は各地のトリエンナーレやビエンナーレに行くつもりで、そうなると記録撮影用のレンズとして広角があるといい。今ある広角は17mm(TAMRON AF 17-50mm /F2.8 IF)だけど、APS-Cではだいたい26mm相当で、もうちょっと広い画角が欲しいところ。そんなわけでEF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STMを購入しました。手持ちのKISXだと16-27mm相当になる。さっそく先日のマテリアライジング展や横浜トリエンナーレに持ち出してみました。
難しいなと思ったのは「余白」が大きく取れることでした。被写体の周囲に余白を大きく取れるので、構図に失敗すると締らない絵になってしまいます。今まで常用していた17-50mmの感覚だと余白はむしろ切り取るようにフレーミングしていたので感覚的には逆になります。17-50mmだと引いて、テレ端を使うことが多かったのだけど、10-18mmだと寄ってワイド端を使っています。寄ってもワイドが取れるのは室内撮影にはありがたいところで、あまり下がらずに全体を撮れるのは実用的な意味でありがたかったです。17-50mmのワイド端だと、屋内作品全体を収めるには作品から距離を置く必要があって、そうなるとレンズと作品の間に他の人が入ってしまうことが多いので、ちょっと不便だったのでした。
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