■これまでXBeeを使ってきて困るのは、ときどき通信が不安定になることでした。特にXBeeが起動直後にネットワークに参加しおわるまでのタイミングが読めず、起動直後の通信がサーバーに不達ということがよくあり、故障なのかネットワーク参加が遅いのか区別がつかないのは困りました。
ATコマンドを出すことでステータス診断できることは知っていたのですが、通信内容をモニタできないのでデバッグが難しく、実装しかねていました。ただ、先日送受信を併せてモニタする治具を作ったので、さっそくステータス監視の実装をしました。
APIではなくATモードで使っているので、まずは+++でコマンドモードに入り、ATAIを送ってリターンコードを拾ってATCNでコマンドモードを抜けてからATAIのリターンコードを評価して0以外なら再び+++から送信しなおし、以下ATAI+ATCNを繰り返すようにしました。
やっていることは単純なので、難しいことはなかったのですが、面倒なのはXBeeからの応答を処理することでした。改行コードの数や応答のタイミングについては通信内容をモニタした結果で調整していきました。やはり治具なしの手探りで実装するのはちょっと無理だったろうと思います。
Copyright (C) 2008-2015 Satosh Saitou. All rights reserved.