ヒステリシス

■ホームデバイスは引き続き作成中。不足したパーツを買い足したりして待ち時間が出てもファームウェアのライブラリを見直したりして細々と続けています。外付けの部品にEEPROM(128KByte)を持たせたのでワーキングエリアにかなり余裕ができていて、今までやりたくても領域の問題で難しかったことも実装できる。センサデータのロギングもそうだし、閾値判定のヒステリシスも扱える。

 ヒステリシスというのはセンサ値を使ったフィードバック制御をするときに、判定のオン/オフに開きを持たせる時に使う。室温でクーラーのオンオフ制御をする時に、閾値1つで制御すると敏感すぎてオンオフを繰り返すことになってしまう。だから高めの温度でオンして、効きすぎるようならオフにするようにしたい。そうするには2つの閾値が必要になる。
 2つの閾値を持たせてヒステリシスを持つようにしたいというのは過去のデバイス設計で考えていたのだけど、ワーキングメモリが足りなくて実装できなかった。

 閾値越えにはオーバー/アンダーの2種類があるけど、これも過去のデバイスではどちらか一方しか判定できなかった。判定するには一つ前の計測値と今の計測値を比較する必要があるけど、これもセンサ入力のチャンネルが多いので領域を取れなかった。でも、128Kbyteもワーキングに使えるのであれば、問題にはならない。128Kbyteというサイズはもちろん今あるOSの世界からすれば無いに等しいけれど、ホームデバイスには十分広大な領域になる。

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作成:2013.09.08
公開:2013.09.28

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