鬼門のクランク出口

■クランク出口が鬼門というより、正確には「右小旋回時の停止」です。教習中何度も立ちごけを経験していますが、いずれも右小旋回時の停止、それも急停止に伴うものでした。

 私が通っていた教習所では、二輪用のクランクは入り口と出口が決められていて、出口は外周コース(優先道路)です。教習中は2,3台が連なってクランクに入ることは珍しくなく、ここで車間距離を詰めていると、出口付近で前が急停止したとき、こちらの位置が右折中だとほぼ確実にバランスを崩しました。
 理由は単純で、右旋回中で車体が右に傾いた状態で速度を落とすと、車体はより右に傾くことになります。これを避けるために右足を出すとリアブレーキが使えなくなり、フロントブレーキのみで、しかも車間距離がないため急ブレーキとなり、フロントが沈んでバランスを失い、一挙に右へ転倒することになります。慣れてくるとダメっぽそうな時点で早々にあきらめて車体から離れるようにしていました。さもないと縁石と車体との間で足を挟まれかねないからです。

 もしかしたらテクニックでどうにかなるかもしれないのですが、スクーターでの練習方法も思いつかず(スクーターだと同じシチュエーションで転んだためしがありません。車重が軽く簡単に支えられるからです)、ここは割り切って「そういう状態にならないようにする」ことにしました。要は予測運転で、周囲の状況から右旋回にさしかかるあたりで停まりそうならその手前で停車する、というそれだけのことです。クランクであれば、中間の直進部分か、出口付近であれば曲がり切って直進に入ってから停車します。先行車がある場合は車間距離がないと予測が困難ですし、停車位置を選ぶ余裕もありませんから、車間距離を開けてクランクに入ることも重要でした。
 何度もクランク出口の右折部で転んだので、ヘンな苦手意識がついてしまったのですが、停車位置を意識して右折で止まるような事態だけは避けるようにして卒検では何事もなくクリアできました。

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作成:2016.06.20
公開:2016.06.25

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