■ラズベリパイに温度センサアレイを取り付けて24時間の温度記録を取り始めて半月ほどたった頃、ログが取られていないことに気が付きました。何があったのかは不明ですが、LANポートのLEDはつきっぱなしだったので、単純にハングアップしたようです。Pidoraを入れてGUIが動きっぱなしですから、メモリが少なめで動いる不具合が顕在化したのかもしれません。とりあえず再起動して、いい機会だからもう少し軽く動作するように設定を変更することにしました。簡単に言えばGUIではなくCUIで動くように。今はVNCではなくSSHでリモートログオンして使っているのでそれで十分なのです。
CUIへの切り替えはOSのランレベルをgraphicモードからmulti-userモードにすることで行います。別にgraphicでもmulti-userで使えるので別の呼び方はないのかと思わなくもないですが。
multi-userモードへの切り替えはsystemd配下のdefault.targetのシンボリックリンクを切り替えることで行います。手順そのものは/etc/inittab内に記述があります。
rm /etc/systemd/system/default.target
ln -sf /lib/systemd/system/multi-user.target /etc/systemd/system/default.target
シンボリックリンクを作り直したあと、再起動するとCUIで動作します。
ついでだから、後々のことを考えて他にも設定を変更することにしました。
まずはUARTをconsoleから切り離して外付けのプロセッサ(arduinoやPCからのUART)とOS上のプログラムが通信できるようにすることにしました。
/boot/cmdline.txtをviで開いて、ttyAMA0を指定している記述を削除します。
dwc_otg.lpm_enable=0 console=ttyAMA0,115200 kgdboc=ttyAMA0,115200 console=tty1 root=/dev/mmcblk0p2 ro rootfstype=ext4 rootwait quiet
太字を削除して、再起動すると/dev/ttyAMA0がconsoleから切り離されます。
それと遅ればせながらホスト名を変更します。
/etc/hostname のホスト名
/etc/hosts にあるローカルアドレスと対応するホスト名
/etc/sysconfig/network にあるHOSTNAMEの指定
の3カ所を変更して、再起動します。これでホスト名が変更されました。DHCPを使っているのですが、DHCPサーバー側にも変更後のホスト名で登録されました。