■どうにも使い勝手が悪い。一旦「スタートアップ」に戻らないと別のアプリを起動できず、起動していまうと全画面で動いてしまう。本質的にマルチタスクではあるのだけど、使い勝手としてはシングルタスクとかわらない。Android OSの使い勝手と似ていて、タブレットで問題ないのだからPCでも問題ないと判断したのかもしれないが、実際問題として、それはタブレットとPCの棲み分けについて何か誤解があるような気がする。「サイズ」が変われば使い方も変わる。タブレットの使い勝手をPCのサイズに持ち込むべきではなかった。アップルが何を作ろうとも。
それはそれとして、細々と不便なところがあるので設定を変更してみた。「自動ログオン」の設定、シャットダウン操作でパワーオフまで実施する設定など。
「自動ログオン」はXP以降の設定と変わらない。レジストリエディタからHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon でDefaultUserName にログオンアカウント名、DefaultPassword にパスワードを設定した。また、AutoAdminLogon とPowerdownAfterShutdown をそれぞれ1に設定した。
ところで中々設定が見つからないのが106キーボードの設定で、デバイスドライバでは106/109キーボードが認識されているのに、OS上は101キーボードのキーアサインのままになっていた。使っているのはLogicoolのUSBキーボードですが、この現象はUSBキーボードの機種情報が最新でないために発生しているらしい。VISTAでの設定方法については公式の技術情報がマイクロソフトから提供されている。この方法はWindows8でも有効でした。古いバージョンではキーボードの種別も設定できる画面があったように記憶していますが、いつの間にか無くなっていたのですね。
使い勝手がいろいろ悪いのですが、笑ってしまうのがXBox関連のアプリの操作性。XBoxコンパニオンはXBoxのコントローラーキーのボタンをマウスで押させるUIだし、ピンボールゲームは左のフリッパーを'L'、右のフリッパーを'R'で操作する。Left, Rightからの連想ということはわかるのだけど、物理的な配置は左右逆なので、使いにくいことおびただしい。この程度の操作性についても机上の設計で済ませているようで、実際に操作性テストを行っていないことを伺わせるが、それ以前にこの程度のことにも設計段階で気が付けないというのはUIに対するセンスに致命的なものを抱え込んでいるように思う。